AIを活用してトマトの収穫量を予測する実証実験

近鉄不動産が、1週間先のトマトの収穫量を予測する実証実験を実施すると発表しました。




近鉄不動産では、「近鉄ふぁーむ 花吉野」で水分量をコントロールして糖度を高めたトマトなどの野菜を生産しています。

「近鉄ふぁーむ 花吉野」では現在、トマトの出荷予定日の1週間前に取引先へ出荷量を通知する必要があります。

そのため、栽培責任者がトマトの熟度状態に基づいてハウス全体の収穫量を予測して出荷量を決定しています。

しかし、熟度状態による収穫量の予測は経験に左右されるだけでなく、気温や日照量など環境要因の影響も受けることから、ハウス全体の収穫量を予測することは難しく、その予測誤差による出荷時の欠品や廃棄ロスのおそれがありました。

そこで、1週間先のトマトの収穫量の予測精度を向上するために、NTT東日本やNTTアグリテクノロジーのAIと動画解析技術を活用しました。

今回の実証実験によって、複数ある取引先への出荷量の最適化や、効率的な作業人員の配置につながるとしています。

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