AI市場の年間成長率70%超、2021年には2500億円規模と予測

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IT専門の調査会社IDC Japanが国内のAIシステム市場規模の予測結果を発表しています。2016年から2021年までの年間成長率の平均は73.6%にのぼり、2021年の市場規模は2501億900万円になると予測しています。

関心はあるがまだ普及されていない

IDCでは、コグニティブ/AIシステム市場を「自然言語処理と言語解析を使用して質問に応答し、機械学習をベースとしたリコメンデーションとディレクションを提供する技術」として定義しています。

このAI関連市場について、同社ではハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスといったテクノロジーによる分類、そしてビジネスの現場における利用方法による分類で分析しました。

その結果、日本国内における2016年の市場規模は、ユーザーによる支出額で計算すると158億8400万円になったと推定しました。

企業ではAIを利用しようとする気運の高まりはみられた一方で、実際には効果の実証実験というレベルとのこと。分析をサポートしたり、製造業での品質管理での利用が多く、実際のビジネスへの適用といった意味では少数に留まったとしています。

同社が今年3月に実施した企業500社に対するアンケート調査の結果では、全体の57..4%が自社のビジネスにAIが何らかの影響を及ぼすと感じており、半数以上の企業がAIに関心を抱いていることがわかります。

特に、従業員数が100人から249人の「中小企業」が関心を抱いているといった傾向があり、IDCは「人材不足対策」への期待やAIが自社の「競争力に脅威」となることが関心の理由と推定しています。

このように各企業が関心をもっている一方で、すでにAIシステムを利用している企業は全体の9.6%にとどまり、現状ではいまだ普及されていないことが明らかになりました。

今後は急速にAIの適用が進む

このように2016年までは実証実験レベルの利用でしたが、2017年の市場では実ビジネスへの適用が増加しており、今後はAI市場は急速に成長すると同社では予測しています。

具体的には、2018年以降、金融業では詐欺の検出や分析、そして全業種において「自動顧客サービス」への適用が増加。2021年までの年間平均成長率は73.6%で成長が進み、2021年には市場規模が2501億900万円になると試算しています。

「ベンダーおよびシステムインテグレーターは、来るべきコグニティブ/AIシステムのビジネス展開期に合わせて、AIの実ビジネス適用のためのコンサルティング、教師データの構築/作成支援サービスなどが必要」と同社のグループディレクターは分析しています。

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