ヤマハが「VOCALOID」に人工知能を活用した新製品の開発をスタート

ヤマハ株式会社はLINE株式会社と提携して人工知能を活用した「作曲して歌う」新製品の開発を開始すると発表しました。




ヤマハは2003年に歌声の合成技術「VOCALOID」を開発し、バーチャルシンガーによる音楽という新しい音楽分野を開拓しました。

VOCALOIDは、メロディーと歌詞を打ち込むだけで自動で歌ってくれる音声の合成技術で、パソコンとソフトウェア、そして歌声ライブラリで構成されます。

一方、LINEは今年3月にクラウドAIプラットフォーム「Clova」を発表。

Clovaはハードウェアメーカー向けに提供されるプラットフォームサービス。スピーカーやマイク、インターネットに接続するデバイスに搭載してAIサービスを実装し、音声を通じて使用することができます。

ヤマハは、これまでに開発したVOCALOIDや自動作曲技術といった音楽に関する技術に、LINEの人工知能技術「Clova」を組み合わせることで、今までにない体験を提供できる製品やサービスの開発に取り組むとしています。

また、これまでの受動的な音楽鑑賞から一歩進んだ、「音楽と人間の新しい関係」を提案したいとしています。

VOCALOID:歌詞とメロディーを入力するとコンピュータやスマートフォンなどで歌唱を作り出せる歌声合成技術。人間の歌声を収録した「歌声ライブラリ」と歌唱編集ソフト「VOCALOIDエディター」でバーチャルシンガーを生み出せる。

Clova:LINEがもつチャットベースのコミュニケーション技術、NAVERがもつ検索技術、そして豊富なコンテンツやビッグデータによって、量・質ともに兼ね備えた学習データを使用できるスマートなAI。「Clova Interface」と「Clova Brain」から構成される。

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