あらゆる機器へと導入がすすんでいる人工知能ですが、シャープはAIを搭載した空気清浄機を開発しています。
シャープが新たに発売したプラズマクラスター加湿空気清浄機では、クラウドを活用したAIoTシステムを活用しており、家庭におけるさまざまなシーンに最適な運転モードに自動的に切り替えることができます。
空気清浄機の本体には各種センサーが搭載されています。温度や湿度はもちろんのこと、照度やホコリの状態、あるいは匂いといった情報をつかってユーザーの生活パターンを学習できます。そのため、使い続けることによって、しだいに賢い運転ができるAIへと進化することが可能になるという。
この機能は「おうちフィット」と呼ばれるもの。
たとえば、朝起きるまえにあらかじめセンサー感度を高めておいて、朝食のときに発生するニオイに備えていたり、焼肉をやったあとなどで煙が発生する料理の後には、念入りに空気をキレイにしてくれるなど。
また、新しい空気清浄機はスマートフォンとの連携が可能になっています。外出先から遠隔操作をしたり、空気の状態や「キレイにした空気の量」といった情報や、あるいはフィルターなどの消耗品の交換時期もスマートフォンの画面で確認できます。
やはりこれからの時代は家電もスマートフォンで情報をみたり操作したりする使い方が進んでいきそうです。
さらに、ちょっとかわった機能としては、ペットの名前を登録して「ペット専用運転モード」を使うことができます。飼い主が外出している間にペットのいる部屋の温度や湿度を管理する「みまもり」ができるわけです。
ペット専用モードには、「ワンちゃんおまかせ」と「ネコちゃんおまかせ」があります。通常のモードと比べて風量を高めてプラズマクラスター機能と集じん機能を強化したり、ニオイセンサーの感度を高めにするなど、強力な脱臭性能を発揮します。
ワンちゃん用では、室温が高くなると幅広く送風したり、あるいはネコちゃん用では室温が低くなると風が直接当たりにくいようにコントロールするなど、ペットに応じた機能を搭載。
スマートフォンで専用アプリを使えば、設定した室温からはずれるとスマートフォンで知らせてくれる「みまもり」機能が使えます。さらに、センサーがニオイやホコリなどの発生を検知して、「もしかして、おしっこかな?」「走り回っているのかな?」といった予測を通知してくれることも。
AIとIoTの技術が搭載されて、これまでの空気清浄機とはひとあじ違った、進化したプラズマクラスターを堪能することができる新世代の家電ですね。