AIの動画解析技術を活用したピラティス・ヨガレッスンサポートシステムを開発したと、エクサウィザーズが発表しました。ピラティス・ヨガの専門スタジオを運営するZEN PLACEとの共同開発。
新たに開発したシステム「背骨ムーブメント解析」では、AIによる動画解析技術を使ってピラティスの基本動作のひとつである「ロールダウン」の動きを可視化。５つの要素別に点数を算出して解析結果を提供するとのこと。
ピラティス・ヨガでは、背骨周りとコアの微細なインナーマッスルを使うことに効果の秘訣があるという。ほかのトレーニングとは違い、反復の回数ではなく動きの正確性を重要視するエクササイズであるため、正しく動くことがその効果に結びつくとしています。
新たに開発したレッスンサポートシステムでは、自分の動きを可視化して数値化することで、正しいピラティスの動きを習得して効果を最大化することができる。
エクサウィザーズは、前屈動作の層別化、前屈時の背中の曲げ具合の情報を取得して処理し、ユーザーの骨格情報を抽出するという独自技術を提供しています。
また、このレッスンサポートシステムのために背骨の屈曲率を測定するAPIを独自に開発しました。
エクサウィザーズはAIアルゴリズムと専門知識を組み合わせて独自性の高いAIモデルを構築することを得意としています。
今回、ZEN PLACEに提供されたAI動画解析では、人間のトレーナーがもつ定性的な着眼点をAIで再現できるような特徴量設計を行っており、これによって「エクササイズの定量スコアリング」が可能となっているとしています。
この技術はスポーツやエクササイズ、医療・介護・ヘルスケア領域での活用が期待されています。
