コンクリート構造物の表層の品質をAIが評価するアプリを鹿島が開発しました。コンクリート打設後の表面状態の検査、そして品質管理を支援するツールです。
鹿島は、コンクリート構造物の品質を向上するためのシステム「コンクリート・アイ」の構築を進めています。
コンクリート・アイは、生コンクリートの状態、コンクリート打継面の処理状態、打設後の表層の品質など、各段階の状態をリアルタイムでデータ化して分析するシステムです。
今回開発したアプリは、このシステムを構成する要素技術のうちコンクリート打設後の表面状態の検査、品質管理を支援するツールです。
コンクリート構造物の表面の写真からAIが品質を評価する機能をもっており、誰でも一定の精度でコンクリートの品質を評価することができます。
また、評価結果はリアルタイムでクライドに集積されるため、施工条件や環境条件などのデータと連携したPDCAサイクルを回すことができるとしています。
評価手順は、まずタブレットのカメラでコンクリートの表層の写真を撮影。
次に、コンクリート表層品質について6つの項目に分けてタブレットに評価を入力します。
評価は、点数入力の際に表示されるグレード分けされたサンプル画像と撮影した写真を比較できるため、容易に判定可能です。
鹿島、AIでコンクリート構造物の表層品質を評価するアプリを開発