住宅ローンの仮審査にAI(人工知能)の技術を活用した自動審査を開始すると、ソニー銀行が発表しました。これまでに蓄積されたデータをAIに学習させて、審査担当者に近い精度の判断が実現できたとしています。
今回新たに開発したシステムでは、個々に学習したモデルを複数組み合わせる「アンサンブル法」と呼ばれる機械学習を用いています。これによって、より高い予測精度を実現することができたとのこと。
従来では、仮審査の結果を得るまでに通常で2から6日間ほどかかっていました。一方で、AIを活用した自動審査では最短で60分で仮審査結果が出ることから、これまでと同じ手続きで借り入れまでの期間を大幅に短縮することが可能になります。
また、これまで人手に頼っていた与信判断を人工知能で自動化することで、業務の効率化と生産性の向上が実現できるとしています。