米Brain of Things社が開発するAIスマートホームシステム「キャスパーAI」について、エコライフエンジニアリングが日本国内向けの販売代理店契約を締結しました。
AIスマートホームシステムとは、いったいどのようなシステムなのでしょうか。
住宅に設置された機器、ドアや窓、カーテン、証明スイッチ、エアコン、その他さまざまな家電製品などをインターネットに接続して制御する「スマートシステム」が開発されています。
しかし、この「キャスパーAI」では、さらに人工知能を活用した制御システムが搭載されているという。
このシステムでは、各部屋の中に設置されたさまざまなセンサーが、居住者の行動データを収集して人工知能でデータ解析、学習します。
居住者の行動データには、モーションセンサーのほかにスイッチ、コンセント、オーディオ、照度、温度、湿度などあらゆる情報が含まれます。
AIはこれらの収集された情報に基づいて、居住者の行動から「嗜好」を学習し、行動予測を行います。そして、住宅内にあるさまざまな機器に指令を出して最適な動作を自動化。
一つのプラットフォームでさまざまな設備や家電を接続し、家を丸ごとIoT化するとともに自動化も実現したシステムといえます。
キャスパーAIを開発したBrain of Things社は、スタンフォード大学のデービッド・チェリトン教授と、ロボティクス界の第一人者と言われるアシュトシュ・サクセナ博士が設立した企業です。
キャスパーAIは、米国内ではすでに100軒以上の導入実績があり、今後は2万軒の導入を目指しているとのこと。
今後は、日本のほか、韓国や東南アジア諸国への導入も計画しています。
日本での販売は、現在のところ日本の法規制に適合した製品の開発を行っているところで、6月からの導入を予定しているとしています。