汎用型AIとは、人間のように幅広いタスクを学習し、実行できる人工知能のことです。略称はAGI(Artificial General Intelligence)。特定のタスクに特化している現在のAIとは異なり、未知の課題に対しても自ら知識を応用し、解決策を見つけ出すことができます。
現在、実用化されているAIのほとんどは「特化型AI」です。例えば、囲碁のAIは囲碁という特定のゲームに非常に強いですが、料理や会話など、それ以外のタスクはこなせません。スマートフォンの音声アシスタントも、音声認識や情報検索といった限られた範囲の機能しか持ち合わせていません。
一方、汎用型AIは、まるで人間のように、複数の分野の知識を統合して創造的な思考や推論を行うことが期待されています。例えば、ある汎用型AIが車の運転方法を学習すれば、それを応用して自転車の運転も理解できるようになる、といった具合です。このような能力は、科学研究、医療、芸術など、さまざまな分野で革新的な進歩をもたらすとされています。
しかし、汎用型AIはまだ研究開発段階にあり、その実現には多くの技術的課題があります。また、人間を凌駕する知能を持つAIの誕生は、倫理や社会に大きな影響を与える可能性があり、開発と同時にそのリスクについても議論されています。
