NTTデータ、人工知能を活用した「物流業務コンサルティングサービス」を開始へ

NTTデータは、物流業務を効率化するためのAIを活用した「物流業務変革コンサルティングサービス」を始めると発表しました。2020年度末までに売上累計100億円を目指すとしています。

物流業務は近年のEC市場の拡大を受けて需要が急速に伸びており、その供給能力を超えていることが社会問題となっています。

また、物流業務の従事者が高齢化していることや、その担い手が今後減少していくことが予想されることから、業務の効率化が喫緊の課題となっています。

NTTデータは、従来の人手に依存した物流業務を自動化および最適化を可能にする、人工知能を活用した「物流業務変革コンサルティングサービス」を開始すると発表しました。

新しいサービスでは新たに開発された「物流画像判別AIエンジン」を活用し、物流のデジタル化による基本構想、IoTプラットフォームの設計や構築など、物流業務の変革を支援するとしています。

物流デジタル化基本構想 :デジタル技術による業務プロセス変革を起こすためのコンサルティング。センサー/ロボット稼動情報を活用し、生産性や収益性をモニタリングするKPI構想策定。

デジタルロジスティクス 業務コンサルティング:ロボティクスが導入されヒト/ロボ混在となった物流現場におけるピッキング動線・棚配置、要員計画、配車計画の最適化。AI/ロボティクス等を活用した積み下ろし、入出荷検品、仕分け、棚卸しの自動化。

デジタルロジスティクス IoTプラットフォーム:センサー/ロボット情報を一元的に集約し、分析するプラットフォームのシステムアーキテクチャの設計・構築と分析。

NTTデータ

物流画像判別AIエンジン:荷物の画像から形状、容積、取り扱い、汚れや破損などの特徴を自動的に判別するシステム。NTTデータが平成28年度に開発。佐川急便などの協力で多様な荷物の判別・自動仕分けにおける有用性が実証されている。

source: 1

NEW POST