LGの有機ELスマホ「isai V30+LGV35」、ソフトウェアのアップデートでAIを搭載へ

LGの有機EL技術を搭載した高精細ディスプレイのスマートフォン「isai V30+LGV35」に人工知能技術「ThinQ AI」が搭載されます。5月17日に開始するソフトウェアのアップデートで対応されるとのこと。




「ThinQ AI」

ThinQ AIとは、LG社が独自で開発する人工知能技術で、2018年4月から発売している有機ELテレビシリーズや液晶テレビシリーズに搭載されています。

AIカメラ(LGエレクトロニクス)

今回のアップデートでは、スマートフォンに搭載されているカメラ機能が改善されます。特に、カメラ機能の「AIカメラ」と「Qレンズ」では、人工知能技術「ThinQ AI」が搭載されます。

AIカメラでは、カメラのフレーム内にある被写体をAIが分析することで、8つのカテゴリーの中から最適な撮影モードを自動で選択してくれます。カテゴリーには、「人」「ペット」「食べ物」「日の出」「日没」「風景」「都市」「花」があります。

各モードでは、被写体の特性に合わせて視野角や色、光や彩度などを最適化してくれます。

一方、Qレンズでは撮影した被写体を認識して製品情報や価格、あるいは類似画像をインターネットから検索することができます。

「フォトショッピング」機能では、撮影した画像と同じ商品を検索して購入することが可能で、「フォト検索」機能は類似画像を検索します。

また、従来のスマートフォンに搭載されたカメラでは、周囲の光の状態いわゆる「環境光」を測定することで最適な撮影をしていました。

一方、今回のアップデートで使うことができる「ブライトモード」では、AIのアルゴリズムを使用することで暗い環境下でも明るく撮影することが可能になります。

「sensor Binning」と呼ばれる機能を使うことで、撮影時に4つの画素をひとつの画素として使い、撮影時に光を受ける「受光面積」を拡大、その結果、従来と比べて輝度を2倍に明るくすることが可能とのこと。

この機能を使うことで、フラッシュがなくてもノイズの少ない鮮明な写真を撮影することができるようになります。

また、今回のアップデートによってGoogleアシスタントと連携して、「LG、AIカメラ起動して」や「LG、AIカメラで写真撮って」などと呼びかけることで、これらの指示を認識することができるようになります。

「isai V30+ LGV35」

2017年12月に発売された有機ELの高精細ディスプレイを搭載したスマートフォン。引き締まった「黒」を表現できて、広い明暗差や高いコントラスト比によって臨場感のある映像を表示することができます。

また、F値1.6のクリスタルクリアレンズを採用していて、さまざまなシーンを明るくクリアに撮影することができるカメラ搭載のスマートフォンです。

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