AIによる株価予測、大和証券が選定銘柄のパフォーマンスを発表

人工知能による株価予測で選定された銘柄について、大和証券が選定後の株価パフォーマンスを発表しました。平均騰落率は、TOPIXを上回る結果になったとしています。




大和証券では今年5月、大和総研が開発した株価予測モデルによって選定された銘柄の提供サービスを始めました。

この株価予測モデルは、国内の上場企業の決算データなどを機械学習することで独自に開発されました。過去のデータによるシミュレーションでは選定された銘柄群の平均がベンチマークを上回る結果が示されていました。

今回、このAIによる株価予測モデルを使って本決算発表後の1カ月間(20営業日)に上昇する可能性が高い20銘柄が選定され、5月12日以降に顧客向けに情報提供されました。

下記のグラフは、5月15日の午前中にAIが選定した6銘柄について、同日に紹介されてから40営業日までの株価の推移を示しています。

TOPIXの騰落率と比べて、AIが選定した6銘柄の平均騰落率が上回っていることがわかります。

下記の表は、5月中に紹介された20銘柄すべてについての平均騰落率を示しています。

TOPIXに対する割合でみると、上昇を予想した20営業日目における平均騰落率は5.42%上回っていたことがわかります。個々の銘柄で見てみても、20銘柄のうち16銘柄がTOPIXを上回る騰落率を記録したと報告しています。

今後も予測モデルの高度化に努め、より有益なサービスの提供を目指すとしています。

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