隠れ心房細動のリスクをAIで推定する心電計を開発

AIを使って隠れ心房細動のリスクを推定できる心電計をフクダ電子が開発しました。AIモデルで過去の発作性心房細動の発症の可能性を推定することで、心房細動患者の早期発見に寄与することが期待できます。




心房細動は高齢者に多くみられる不整脈のひとつですが、無症候性または発生頻度の低い場合は検出が難しいという課題がありました。

従来の心電計では発作時の心電図を検査のタイミングで記録できないと心房細動の可能性を解析、推定することは困難です。

しかし、今回開発した心電計では、AIモデルを搭載することで過去に発作性心房細動を発症した可能性を推定することが可能になり、心電計で推定結果を表示し、レポートに記録することができます。

また、AIモデルを心電計本体に搭載することで外部のPCに接続することなく、解析処理時間も従来の処理時間プラス2秒で解析できるという。

心房細動は脳梗塞や心不全、認知症などに深く関係することから、できる限り早期発見が重要であり、本製品は心房細動患者の早期発見に寄与することが期待できるとしています。

国内初、AIで隠れ心房細動 のリスク を洞調律の心電図から推定する12誘導心電計を開発

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