子どもが描いた絵をAIが認識してレシピを提案する食育アプリを開発

子どもが描いた料理の絵を人工知能(AI)で画像に変換して、栄養バランスがよいレシピや食べ合わせを提案することができる食育アプリ「おいしいおえかき Sketch Cook」を、大塚製薬が配信をはじめました。




子どもが楽しんで栄養バランスの大切さを学び、そして食事と栄養についての親子のコミュニケーションをサポートするとしています。

大塚製薬が開発した学習型のレシピアプリ「Sketch Cook(スケッチクック)」は、Googleが提供する機械学習の技術と「楽天レシピ」のレシピデータを活用しています。

Googleの機械学習用ライブラリ「Tensor Flow」で構築した3つの機械学習用モデルを駆使。

まずはじめに、子どもが描いた絵を画像認識アルゴリズムで認識して料理の種類を判断、分類します。そして、画像生成技術「pix2pix」によって手書きの絵を写真のようなリアルな画像に変身させます。

おいしいおえかき Sketch Cook(大塚製薬)

さらに画像解析システムを使って最適なレシピを提案します。レシピの提案には140万以上のレシピを掲載する料理レシピサイト「楽天レシピ」のデータを活用しています。

また、その料理のレシピに加えて栄養バランスを補完する食べ合わせのメニューのレシピも提案して、栄養バランスの大切さを学ぶこともできる、食育アプリケーションとなっています。

近年は家族が揃って食卓を囲んだり、親子で一緒に調理する機会が減っていることから、子どもたちが正しい食生活や栄養バランスの知識を身につけづらい環境になっているとのこと。

親子で過ごす時間が短い家族ほど食事や栄養についての話題が少ない傾向にあることが調査で明らかになっています。

大塚製薬は、親子でコミュニケーションを取りながら遊び感覚で正しい食生活や栄養について学ぶことができる機会を提供するため、食育アプリケーションを開発したとしています。

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