AIを活用したがん遺伝子パネル検査の臨床研究をSBI生命と近畿大が開始

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がん遺伝子パネル検査に人工知能(AI)を活用する技術の検証を行う臨床研究をSBI生命保険近畿大が開始すると発表しました。

この研究において、SBI生命はがん遺伝子パネル検査の費用負担の軽減につながる保険商品の開発が可能かどうかを調査するとしています。

がん遺伝子パネル検査は、患者のがん組織や血液を使って遺伝子情報を解析して、患者個人に最適な治療法を診断する検査。がんの標準治療では効果がなくなり使える薬剤がなくなった場合でも、効果が期待できる薬物治療を発見できる可能性がある遺伝子検査技術です。

近畿大医学部ゲノム生物学研究室では、これまでに「近大クリニカルシークエンス」プロジェクトとしてがん遺伝子パネル検査を実施しており、千件以上ものがん組織サンプルの遺伝子解析を行ってきました。

今回の臨床研究では、近大クリニカルシークエンスにAIの技術を活用します。2千万件を超える論文情報やがん腫瘍部分の遺伝子変異などに関する情報を用いることで、患者一人ひとりに適した薬剤や標的となる遺伝子を解析します。

対象となる患者は、近畿大医学部付属病院で治療中のがん患者30名を予定しているとのこと。

がん遺伝子パネル検査は国内の一部医療機関においてすでに提供されています。しかし、現在のところ保険診療ではなく、検査費用や検査後に薬物治療を受ける場合の費用が高額であることから多くのがん患者が利用するには社会環境が整備されていない状況にあります。

SBI生命は今回の臨床研究において、がん遺伝子パネル検査にかかる高額な費用を保障できる保険商品の開発に向けた調査を実施します。

一連のプロセスにおいて、経過日数や検査費用、臨床的意義、AIや保険商品を活用するためのノウハウを研究して、最適ながんゲノム医療の提供体制を構築するソリューションを検討するとしています。

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